神事が無事終わりました。

 私たちの田舎では、田んぼの田植えが終わると秋の豊作を神様に祈願するために

「田祈祷」という神事を行うのが風習になっています。昨日は、その「田祈祷」を祈願する神事を行いました。しかし当日はあいにくの土砂降りの大雨で、神様が祭ってある

お堂の前ではとてもできない状態でしたので、公民館で行いました。参拝者は雨の影響もあって、今までの神事の中でも一番少なく、寂しい祈願祭となりました。

 神事は20分ほどで終わり。恒例となっています、小宴となります。この小宴も呼び名を直会(なおらい)と言って、本来なら、神様に奉納した、供物の一部をいただきながら(鯛の尾頭付きの煮つけなど)、お酒を飲むという風習ですが、私たちの地区では、

自分たちで、酒の肴をもってきてお酒を酌み交わしながら世間話をするという風に

なっています。参加者は65歳以上の高齢者ばかりで、若い人の参加がないのがさみしい限りですが、話題が合わないので、どうしても若い人は参加したがらないんです。

これからは、こういう伝統的な神事も若い人に引き継いでもらうためには、積極的に参加をしてもらいたいのが我々年寄りの切なる願いです。

 何はともあれ、神事が無事終わったことは、喜ばしいことです。これからは、秋の収穫に向かって頑張ってもらいたいです。他人事みたいに言ってますのは、私は、田んぼでお米は作っていなくて、田植えや稲刈りは、幼いころ父親に連れられて、父親の実家の手伝いをした程度なんです。サラリーマンの家に育った私が、いまこうやって、農業に関することにもごくごく少しですが触れるなんて夢にも思いませんでした。でも、農業という大きな産業ではないですが、自分の畑(簡単に言うと家庭菜園)で、太陽の光を浴びながら、土に触れるという作業は、年を重ねるにつけて楽しみに変わってきています。将来的には、自給自足なんてことも夢見てます。